名刺代わりに

ある日の午前中、　廊下を歩いていた　ももぐみ女子は職員室にお客さんが来ていることに気づく。

A子：「だれですか？」
お客さん：「ぼくは◯◯です。あなたの名前はなんですか？」
A子：「（自分の胸につけている名札をお客さんに向けて、名前の文字を読んでくださいと言わんばかりに）わたしは　…　です。」
お客さん：「◯◯ちゃんっていうんだ。」
A子：（にっこり、うなづく）
B子:　（A子に倣って）「わたしのなまえは　…　です。」
A,B子：「この子の名前は（C子の名札に手を添えながら）◯◯です。」　お客さん：「◯◯ちゃんっていうんだ〜　よろしくおねがいします」
自分の名前は恥ずかしくてドキドキしてしまうけど、友だちの名前なら言えるようですね（笑）

誰々ー？と騒ぎ立てることもなく、おしとやかに。
　そして　　名刺代わりに名札を見せて　初対面のやりとりを交わす姿に
「なるほど〜そうきたか！」　…おとなは、ただただ感嘆していたのでした。